昼間は日が照ってまぶしく暑いですが、朝夕はしのぎやすく、むしろヒンヤリしてきましたね。そういえば昨日は中秋の名月。まん丸いお月様が群雲に隠れず、きれいに出てました。秋を実感します。
最近1年があっという間に過ぎていくのを身にしみて感じるようになりました。この前正月を迎えたと思いきや春から夏、さらには秋になってしまいます。今年ももう3か月をとうに切ってしまいました。早すぎる。年々早くなっていきます。コロナ禍も打ち続き、ステイホームも多くなり、時間に余裕が生まれると思いきや、かえってせわしなくなっているような、ですね。こんな状況もあって、身内の冠婚葬祭も縮小気味ですが、年齢もある程度重ねますと、それなりに付き合いも増えて、仕事以外にも気を回さなきゃいけないことも多くなりますね。おもてなししておもてなし返し、そういう気遣いも大人になれば当然求められますが、一方で周囲に振り回されている感が強くなって、気疲れが気が付かないうちに増幅。その時ふと考えるんです。自分をどこかに置いてきてしまってるのではって。
年齢とともに社会的責任も強まって、立派な対応を求められるわけですが、みんながみんな同じように対応ができるかというと、そんな画一的な同レベルの行動はなかなかできるわけではないと思います。それは甘えでしょって批判も聞こえてきそうですが、どんなに頑張っても、手に負えない、ああダメだって心がポキリと折れてしまう。そんなことを感じることはありませんか?
その状態が続くと、いつかは心が悲鳴を上げる。心がカゼを引いてしまう。そうなってしまっては、自分とっては不幸なことです。そんなとき、自らの心の声を耳を傾けましょう。しっかり受け止める、周囲はどうあっても、まずは自分を大切に。自分を見失わないように。頑張りすぎたら休めばいいんです。心が休もうよって声を聞いたら、立ち止まって休んで、心を充電しましょう。寄り道かもしれませんが、それも一興。見えてなかったものが見えたりして、新発見もあったりして、前へ踏み出せるようになったら、また歩み出せばいいんです。
心のままに。自らの心の声を大切に、時にはのんびりしながら生きていけたら。よく周りを幸せが自らの幸せということも聞かれますが、逆に自らが幸せならば、周りも幸せになることも言えると思うんですね。自らを幸せにできる人は、周囲も幸せにできると思います。周囲に振り回されそうになっても、自分というものをとにかく大切にする姿勢。せわしなくなって心に余裕がなくなると、自分を見失って疲れてしまう。そうならないためにも、どんな状況にあっても自分を大切に考えていきたいですね。
このことは、大人だけでなく、子どもも同じことが言えます。とくに小学校より中学校、中学校より高校と進級するにつれて、時間の認識が速くなってきます。思い出してみてください。小学校の時は1日1か月1年が長かったなあってこと、思い当たりませんか?
年を重ねるごとに忙しさも増し、時間認識が速くなることを何かの番組で専門家の方が言ってたことを思い出します。受験などもあって勉強も周囲から求められ、何か急き立てられている感も強まります。あまりにも急き立てられれば、必ずや心が悲鳴を上げるでしょう。そんな時は敢えてちょっとでもいいので、深呼吸したり、外に出てみたり、心を少し休めてみましょう。それが心のサプリになります。このこともやはり自分を大切にすることにつながります。自分を見失わないように。自分というものをしっかり持って、時には寄り道しながら一歩ずつ進んでいきたいですね。
周囲のプレッシャーもあってなかなか息も休まらないこともあるでしょう。でも、自分の心の声に時々耳を傾けてみてください。自分の心が幸せに感じることって何だろうって、問いかけてみてもいいですね。
あともう一つ。相手への感謝の心を忘れずにってよく言います。それももちろん大事ですが、自分に対しても感謝の気持ちを忘れずにってことも大事なのかなとも思います。
なんか変な言い方かもしれません。逆説的な言い方かもしれませんが、自分に感謝する心が、自分を大切にすることにもつながり、結果として、周囲も大切にできるんだと思います。助けてもらった人に「ありがとね。」っていう一言を声がけするように、私は日頃心がけています。当たり前のことなんですが、そうすると相手の心も硬さがとれたりします。それは自分に対しても同じなのではって思うんです。別に声を出さなくてもいいですが、「よくできたね。ありがとね。」って心に話しかけられたら、周囲に対しても、自分に対しても優しく大事にできそうな気がします。
ありがとね。心に心地よいそよかぜが吹きますように。そう願いながら、日々歩いていきましょう。
「自分の心をしっかり守る」ことも大切ですね
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