知らない世界へ

　今までもっぱら国内各地をめぐる旅をしてきた。北は北海道から南は九州鹿児島まで(沖縄はまだ行けてないので残念な次第ですが)。汽車を中心に乗り鉄。バスや観光タクシーに乗ったり。例えば京都とかだと歩いて名所をまわったり。
　
　各地を旅をして気づくことだが、日常では知らない世界を発見することがよくあった。すばらしい絶景を見て、「なんて自分は小さいことでくよくよしてたんだ。」と己の小ささを実感し涙することもあった。日常見ない情景を目撃すると、ほんとに心が浄化される。旅は知らない世界への扉を開けてくれる。
　だいぶ昔になるが、ドラゴンクエストにはまってたことがあった。徹夜でゲームに打ち興じていたこともあって、寝不足で仕事が大変だったこともあった。RPGということもあり、自分が一つの役割(Role)をゲームで演じながら、ストーリーを進めていくことももちろん基本的な魅力である。様々な感動を喚起させてくれたゲームでもある。
　
　何よりもこのゲームの魅力として感じたのは、主人公が旅をしながら、いろいろな町や人々、仲間と出会い(当然モンスターにも出会う(笑))、いろんな問題を解決していくということ。主人公が成長していく。人生の旅の醍醐味も感じられるゲームだ。新しい町や人々と出会うことで、まさしく知らない世界へいざなわれる。苦労することもあるが、感動することも多い。「旅の扉」なるものもあり、いきなりとんでもないエリアに飛ばされる。でもワクワクする。新しい世界に出会うことの期待感に満ち溢れる。ドラゴンクエストは旅や人生を感じさせてくれる、これまで出会ったゲームのなかで一番印象深いものだ。
　魅力あるRPGはほかにもたくさんある。時間がないので今は取り組めないが、画面のなかで、またヴァーチャルのなかでしかないが、そういうゲームのなかでも、旅をし人生を経験できると改めて実感している。


線路はつづく。旅もつづく。